1- 「おお、アッラー、あなたの御名において私は死に、また、生きます。」(アル ブハーリの伝承)
2- 両手を合わせ、そこに息をふきかけて次の言葉を言います:(言え,「かれはアッラー,唯一なる御方であられる。」)(言え,「梨明の主にご加護を乞い願う。」)と(言え,「ご加護を乞い願う,人間の主」)、そしてそれを言った後、それから頭・顔・そこから近い部分から始め、出来る限りの体の部分をその両手で撫でます。これを三度繰り返します。(アル ブハーリの伝承)
3- 王座の節(アーヤート アル クルスィー)を読誦します。:「アッラー,かれの外に神はなく,永生に自存される御方。仮眠も熟睡も,かれをとらえることは出来ない。天にあり地にある凡てのものは,かれの有である。」(アル ブハーリの伝承)
4- 「私の主であるあなたの御名において、私は体を横たえました。そしてあなたによって起き上がります。ですから、もしあなたが私の魂を(その死でもって)引きとめられるのなら、それにお慈悲をおかけ下さい。そしてもしそれを解き放って生き続けさせるというのなら、あなたの敬虔なしもべたちを守るところのものでもって、それをお守り下さい。」
5- 「アッラーよ、あなたこそ私の魂を創造され、そしてそれを死なせるお方です。生かす
も殺すもあなた次第です。もし生かして下さるのであれば、それをお守り下さい。もし御許へ召されるというのであれば、それをお赦し下さい。アッラーよ、私はあなたにご加護を求めます。」
6- 「アッラーよ、あなたのしもべが復活させられるその日、私をあなたの罰からお守り下さい。」(x 3 回)アブ ダウードとアッティルミズィーの伝承。右手を頬の下にして(右側に横たわる)上記の言葉を言います。
7- 「スブハーナッラー(アッラーに称えあれ)(33回)。ワルハムドゥリッラー(アッラーにこそ全ての賞讃あれ)(33回)。ワッラーフ アクバル(アッラーは偉大なり)(34回)。アル ブハーリとムスリムの伝承
8- 「私たちに食べさせ、飲ませ、満足させ、住まいを与えられるアッラーに賞賛あれ。十分に満足することなく、保護され安らぐ場所もない者たちも山ほどいるというのに。」ムスリムの伝承
9- 「アッラーよ、不可視なる世界と可視なる世界を知るお方よ、天地の創造主よ、万物の主・支配者よ、私はあなた以外に真に崇拝すべきものはないことを証言します。そして自分自身の悪、シャイターンとシルクの悪から、あなたにご加護を求めます。そして自分自身を害すること、或いは誰か他のムスリムを害することからの庇護をあなたに求めます。」
10- 「アッラーよ、私は我が身をあなたに服従させ、私のことをあなたに委ねました。そして私の顔をあなたに向け、私の背中をあなたの庇護のもとに置きます。あなたを望み、あなたを畏れて。あなたからの避難所も救済もあなた以外にはありません。私はあなたが下されたあなたの啓典と、あなたが遣わされたあなたの預言者を信じます。」(アル ブハーリとムスリムの伝承)
11- 「アッラーよ、7層の天の主、偉大なる玉座の主よ、私たちの主、万物の主、実と芽を芽吹かせるお方、タウラート(トーラー)とインジール(福音)とクルアーンを下したお方よ、私はあなたに全ての物の悪からのご加護を求めます。あなたはそれらのものの前頭部をお掴みになるお方です[1]。アッラーよ、あなたは過去の永遠から存在されたお方で、あなたの前には何も存在しません。あなたは未来の永劫にかけて存在されるお方で、あなたの後には何も存在しません。あなたは最も高きにおられるお方で、あなたの上には何も存在しません。あなたは最も近くにおられるお方で、あなたより近くには何も存在しません。私たちの負債を返済させ、貧困を取り除いて下さい」(ムスリムの伝承)
12- 雄牛章の最後の二節を読誦します。:「使徒は,主から下されたものを信じる,信者たちもまた同じである」、ハディース:「これを夜中に読誦したものは、それで充分です」(アル ブハーリとムスリムの伝承)
学者は「それで充分です」の意味について、異なっています。:その読誦は彼にとって充分です、なぜなら彼は*夜のキヤームをする必要がないからです:と言われています。またこれらを読誦することは、彼らを全ての悪と逆境から守ると言われています。私は、それはその両方の意味を表します。アン ナワウィの最後の言葉(ズィクル)
13- 清浄であるべきです。何故ならハディースに「就寝前には、清め(ウドゥー)を行いましょう」とあるからです。
14- 右側を横にして寝る(身体の右側に横たわる)アル ブハーリとムスリムの伝承
15- 右の頬の下に右手を置くべきです。「横たわった時に、預言者は彼の右手を右頬の下に置いていました。」(アブ ダウードの伝承)
16- ベッドからホコリやゴミなどを掃きます。「誰でもベットへ向かう者は、ベットを掃くべきです、なぜならそこに何が残っているかわからないからです」(アル ブハーリとムスリムの伝承)
17- 不信者たち章を読誦します。「言ってやるがいい。「おお不信者たちよ、」、その一つの得とは:「それは多神教からの保護です」、アブ ダウードとアッティルミズィーとアフマドの伝承で、イブン ヒッバンに正当と認証され、アル ハキームとアッダハビも彼に同意しました。また、アル ハフィズにそれは良いと、アル アルバニに正当と認証されました。
アン ナワウィは言いました。この章に述べられているすべてのことを優先すべきですが、それが可能でないなら、その最も重要な(事柄)で、できることから、限定するかもしれません。
観察すると、私達のほとんどの人が、昼と夜の二度寝ていることになりますが、そしてこれらのスンナを実行したとして、または何度かは一日に二度、なぜならこれらのスンナは夜の間の就寝だけではなく、このハディースは一般的なものなので、むしろ昼の間の就寝にも含まれるからです。
これらの就寝時のスンナを行う得
1- 就寝前にこれらの称賛を常に唱えると、ムスリムに100のサダカ(施し)が与えられます。そのハディースは:「全ての賞賛はサダカです、毎回「アッラーフ アクバル」という事はサダカです、全ての(アッラーへの)称賛はサダカで、毎回「ラーイラーハ イッラッラーという事はサダカです」ムスリムの伝承。
*アン ナワウィは:同じ報酬があると言いました。
2- もしムスリムが就寝前にこれらの称賛を唱えると、楽園に彼の為に100の木が植えられるでしょう。イブン マージャ上記のハディース、礼拝後のズィクルの得より
3- アッラーは彼の奴隷を保護し、夜間の悪魔から彼を守り、悪魔ややっかいなものから彼を保護するでしょう。
4- 彼の奴隷はアッラーを唄念し、彼に従順し、彼に自らを委ね、彼の唯一さを証言し、彼に援助を求めることで一日を終えます。
* キヤーム=夜間の義務以上の礼拝、イシャー(夜)の礼拝後